【リトリート体験記①】子どもが生まれて初めての1週間。家族を残して旅立つことを決めた日

毎日子育てや家事、仕事に追われ、「私ばかり頑張っている気がする」「自分の時間なんてない」と感じていませんか?

今回は、子どもが生まれてから初めて1週間家を離れ、家族を残してヨガリトリートへ参加した私の体験記をお届けします。 罪悪感や申し訳なさに押しつぶされそうになりながらも一歩を踏み出すまでの葛藤と、そこから得られた大切な気づき。同じように悩むお母さんたちの心に届いたら嬉しいです。

毎日を駆け抜ける中で感じていた「焦燥感」

朝起きて、子どもたちの弁当を作り、朝食を準備し、掃除と洗濯。
その合間に30分のヨガで自分の身体を整え、子どもたちを送り出したらそのまま仕事へ。
用事や買い物を済ませて帰宅すると、すぐに夕食の支度。
再び掃除・洗濯を回し、子どもの習い事の送迎に追われ……気づけばあっという間に夜。

毎日繰り返す、終わりのないルーティン。
子どもたちと一緒に過ごしている時でさえ、頭の中では常に「次やらなきゃいけないこと」を考えている自分に気づく。
マルチタスクをこなし続け、1日が終わる頃にはもう疲労困憊でした。

周りからは「何でもテキパキこなせてすごいね!」と言っていただくことも多かったのですが、私の中にあったのは達成感ではなく、なぜかいつも何かに追われているような「切迫感」や「焦燥感」だったのです。

運命的に出逢った「ヨガムドラリトリート」

そんなある日知ったのが、「ヨガムドラリトリート」でした。

「ヨガムドラ」とは、ヨガを中心に“ギフトエコノミー”の考え方を体現する場です。ただヨガを行うのではなく、与えることから生まれるやさしさや思いやり、つながりの循環を大切にしています。ヨガクラスや言葉、時間や体験そのものをギフトとして分かち合うことで、人と人、モノ、コトが自然につながっていく。そのやさしい循環を育むことが、ヨガムドラの本質です。

「ヨガムドラリトリート」とは、バリの自然に学ぶ心地よい暮らし心のあり方を見つける、というコンセプトの4泊5日の心身を整える旅のことです。

直感的に「行きたい!」と思った自分。
いつもなら「子育て中だし、1週間も家を空けるなんて無理に決まってる」と、自分の気持ちに蓋をしてすぐに諦めていたはずです。
けれど、この時ばかりは違いました。心から「行きたい」という声が消えず、無理を承知で家族に相談してみることにしたのです。

夫、大学生の長女、高校生の長男は、私の思いを受け止めて「行ってきなよ」と容認してくれました。
ただ、中学生の次女だけは、少し寂しそうな表情を浮かべながらの承諾でした。
その次女の健気な姿を見た瞬間、ぎゅっと胸が締め付けられるような、強い申し訳なさがこみ上げてきました。

諦めていた理由は、家族ではなく「自分自身」の中にあった

でも、その申し訳なさと向き合う中で、私はある大切なことに気づいたのです。
今まで「どうせ無理だ」と諦めていた理由は、家族が反対していたからではなく、すべて私自身の中にあったのだと。

「いつも笑顔で完璧な『良い母親』でいなければならない」
「子どもたちのそばにずっとついていてあげるべきだ」
「家事や子育てから物理的に離れるなんて、母親失格だ」

家族に相談することすらしていなかったのは、私自身の「理想の母親像」という大きな壁が、私の挑戦を阻んでいたからでした。
今回、思い切って自分の願いを言葉にしてみたことで、初めてその思い込みに気づくことができたのです。

揺れる想いを抱えながら、一歩を踏み出す決断

「本当に行っていいのだろうか?」
「家事や子育てを放棄することになってしまわないか?」

申し込む最後の瞬間まで、心は何度も揺れ動きました。
けれど、自分自身の本当の気持ちと、背中を押してくれた家族の優しさをしっかり大切にしよう。そう心に決め、私はリトリートへの参加を決意しました。

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