【リトリート体験記③】風と緑のバリ島へ。トラブルを乗り越えて辿り着いた「地球に優しい別世界」

飛行機の窓から見えた絶景と、突然やってきた「海外の洗礼」
飛行機の窓から見下ろすバリ島は、一面に広がる豊かな自然と青い海。その景色を眺めているだけでも、日常で凝り固まっていた心が洗われていくようでした。
……ですが、感動も束の間。さっそく「海外旅行の洗礼」を受けることになります。
先の予定を心配してタクシーを事前予約していたのですが、予定時間になっても一向に手荷物が出てこない!
焦る気持ちを抑えながら、片言の英語でタクシー運転手へ初めての電話連絡。慣れないやり取りに汗をかきながらも、なんとか無事に合流することができました。
今回は同じリトリートに参加する方と一緒にタクシーに乗れたため、日本人がいてくれる安心感にどれほど救われたか分かりません。
車の窓から流れるバリの街並み、日本とは全く違う交通事情、ドライバーさんが教えてくれる現地のお話。
予定を超える大渋滞でホテル到着は大幅に遅れましたが、私にとってすべてが新鮮で、まさに「非日常」の幕開けでした。

宿泊地「Mana Earthly Paradise」で学んだ、新しい豊かさ
今回宿泊したのは、ウブドにある「Mana Earthly Paradise(マナ アースリー パラダイス)」というエコホテルです。
「次世代に残せる未来をつくる」という強いビジョンのもとで作られたこのヴィラは、本当に驚きの連続でした。
施設内の照明はすべて太陽光発電
水は雨水を循環させ、生活排水も再利用
建築木材はすべて古材(家屋の廃材)を使い、新しい木を1本も切らずに建設
敷地内の畑で自然農法で育てられた食材をレストランで提供
到着後すぐのホテルツアーで「なぜこの場所を作ったのか」「どんな工夫がされているのか」を学び、ただ泊まるだけで社会貢献に繋がるという、新しい時代の豊かなあり方に深く感動しました。
実は「自然が豊か=蚊が多いのでは?」と心配して、大量の対策グッズを持ち込んでいた私。
ですが、敷地内の水場には「蚊の幼虫(ボウフラ)を食べる魚」が飼われており、本当に蚊がいなかったのです!大量の虫よけグッズは、結局一度も使わず重い荷物になっただけでした(笑)。

シャワー室で出迎えてくれた「白い守り神」
お部屋に入り、ほっと一息ついてシャワーを浴びていると、ふと壁を白いヤモリが横切りました。
もともと虫や爬虫類が大の苦手な私は、思わず「ぞくっ!」と身構えてしまったのですが……その綺麗な白い姿を見ていると、ふと「ようこそって出迎えてくれているのかな」という温かい感覚が湧いてきたのです。
少し前までの緊張がほぐれ、「ここに導かれて来られたんだ」というありがたさがじわじわと胸に広がっていきました。